本記事はNintendo Switch『ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング』に登場するヒトノードンの特徴と使い方です。ヒトノードンの呼び出し方、ポートの機能、設定の詳細、使い方の例を解説しています。
ヒトノードンの特徴
呼び出すときは「モノ」→「キャラクター」→「ヒト」です。1つのゲームに最大8人のヒトノードンを呼び出せます。
ポート
★入力ポート
ポート名 | ポートの機能 | 入力された数の扱い |
---|---|---|
前後 | 入力された数を速度として前後に移動させる。マイナスの数なら手前に、プラスの数なら奥に移動する | -2.00~2.00にクランプ |
左右 | 入力された数を速度として左右に移動させる。マイナスの数なら右に、プラスの数なら左に移動する | -2.00~2.00にクランプ |
ジャンプ | 0.00以外が入力されるとヒトをジャンプさせる。0.00以外が入力される時間が長いほど高くする | 0.00か0.00以外かで判定 |
アクション | 入力に応じてヒトにアクションさせる ・0.00≦入力値<1.00:アクションしない ・2.00≦入力値<3.00:「やったぜ」 ・3.00≦入力値<4.00:「パンチ」 ・4.00≦入力値<5.00:「キック」 ・5.00≦入力値<6.00:「ターン」 ・それ以外:設定「アクション」に指定したアクション | 0.00か0.00以外か判定 |
★出力ポート
なし
★れんけつ
ポートの機能 | 入力された数の扱い |
---|---|
上のれんけつポート | 他のノードンの「下のれんけつポート」からここにつなぐと「れんけつ」できる。すべての「下のれんけつポート」とつながる |
設定
ふるまい
モノのふるまいを指定します。見える、当たる、動く、こわれる、こわす、その他があります。その他では、ヒトノードンが当たった/壊れた時に音を鳴らすかどうかと、てノードンがヒトをつかめるかを設定できます。
動くはオン固定です。
いろ
表示する時の色を指定します。「じどう」では自動的に決まります。
いどうきじゅん
何を基準に移動させるかを指定します。ヒトノードンでは、ローカルは選択できません。
設定値 | 説明 |
---|---|
ワールド | 入力された数をワールド座標での方向としてモノを移動させる(世界の方向を基準に動く)。ワールド座標とはモノ自身やカメラの向きと関係なく、ワールドの方向を基準にした座標のこと |
カメラ | 入力された数をカメラ座標での方向としてモノを移動させる(カメラが見ている方向を基準に動く。Z+が奥で、X+が向かって右)。カメラ座標とはカメラから見た向きを基準にした座標のこと |
その他
設定 | 内容 |
---|---|
アクション | デフォルトのアクションを指定する。「やったぜ」「パンチ」「キック」「ターン」が指定できる。ここで指定したアクションが出る条件に付いての詳細はアクションポートを要確認。(※アクションポートに1.00の入力が来ると指定のアクションをする) |
いどうスピード | 移動する時の速度の倍率を指定する。0.00~2.00が指定できる |
ジャンプ力 | ジャンプする時の速度の倍率を指定する。0.00~4.00が指定できる |
おおきさ | 大きさを指定する。X/Y/Zの比率は固定。X/Y/Zすべてが0.10~10.00に収まるような大きさだけ指定できる |
位置 | ゲームを実行した時や、リセットした時の位置を指定する。X/Y/Zそれぞれ-100.00~100.00が指定できる。単位は「メートル」。ただし「動く」がオンで、ワールドの「かたち」が「ユカ」「ドーム」「直方体」「円柱」の時は、Y=0の面より下にめり込まないようにYが調整される |
Y軸回転 | ゲームを実行した時や、リセットした時のY軸まわりでの方向を指定する。-180.00°~180.00が指定できる |
せんかい速度 | 移動方向が変わる時の振り向く速度の倍率を指定する。0.00なら振り向かずに移動する。0.00~1.00が指定できる |
使い方の例
基本のつなぎ方
例えばYのボタンノードンをヒトノードンのアクションポートに繋ぐと、Yボタンで設定してあるアクションを行います。
パンチしながら球を発射
格闘ゲームの飛び道具のようにパンチで球を発射します。繋ぎ方は画像参照。モノを発射ノードンの設定は、素材が無重力、発射方向がZ-、発射間隔(秒)が0.50です。
球の大きさや、発射スピードを変えて、テクスチャノードンに絵を描いて貼りつければ、より飛び道具っぽくなります。
ヒトをスティックで動かす仕組みはノードンガイドで詳しくやっています。
以上、ヒトノードンの特徴と使い方でした。
全てのノードンの一覧まとめはこちら。
ゲーム内リファレンスを参考に書いたものです。本記事に使用しているゲーム画像や著作権および商標権、その他知的財産権は、当該コンテンツの提供元に帰属します。© Nintendo
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