本記事は『ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング』ノードンガイド「くるくるまわれ♪まわせるモノノードン」の内容まとめです。直方体・円柱・球を回したい時に使えるノードンです。回転させる方法や、回転する方向を確認しておきましょう。
まわせるモノを回す仕組み
追加条件:レッスン3のステップ6をクリアする
登場する主なノードン | |||
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まわせるモノ | 定数 | ボタン | スティック |
画面には直方体が浮かんでいます。Lスティック上下を入力すると、この直方体を前後に回すことができます。この直方体の正体はまわせるモノノードン。
プログラム画面には上下のスティックノードンとまわせるモノノードン。スティックノードンのワイヤーはまわせるモノのX軸ポートにつながっています。X軸とは鉄棒のような横向きの軸のこと。X軸ポートに入力される数に応じて、その鉄棒を軸にしてくるくると回転します。
Lスティックを上下に倒すと前にも後ろにも回っていたのは、まわせるモノのX軸ポートにシグナルが入力されていたからなんです。入力する数によっては、回る向きと回る速さを変えることもできます。
例えば、スティックノードンを上にめいっぱい倒すと1.00を出力するため、まわせるモノは1秒間に1回転の速さでくるっと前回りします。反対に、スティックを下に半分だけ倒すと、-0.50が出力され、1秒間に半回転の速さでゆっくりと後ろに回ります。
Y軸の回転
4.00の定数ノードンをまわせるモノのY軸ポートにつなぐとします。Y軸とはポールダンスのポールのような横向きの軸のことです。なので、直方体はY軸を中心に1秒間に4回転の速さで横にくるくると回るようになります。
Z軸の回転
今度はZ軸。LのボタンノードンをまわせるモノのZ軸ポートにつないでみましょう。Z軸は奥行き方向の軸。時計の針のような回り方になります。
- Z軸にプラスの数を入力:反時計回り
- Z軸にマイナスの数を入力:時計回り
ボタンノードンはボタンが押されると1.00を出力します。なので、Lボタンを押すと反時計回りにクルクル回転します。
X軸の場合はX-(エックスマイナス)側から見て反時計回りに回転しますし、
Y軸の場合はY-(ワイマイナス)側から見て反時計回りに回転します。
このように、回り方にはルールがあります。
複数の入力ポートに同時に数を入力
今度はLの上下のスティックノードンをX軸ポートに、LのボタンノードンをZ軸ポートにつないでみます。直方体はスティックの上下でX軸回転、Lボタンで反時計回りにZ軸回転をはじめ、スティックとLボタンを同時に入力すると、複数の軸の回転がまざった複雑な動きになります。
このように、まわせるモノノードンを使えば、回転するモノをゲーム画面に出すことができます。
以上、ノードンガイド「くるくるまわれ♪まわせるモノノードン」の解説でした。
ノードンガイドの一覧はこちら。
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