本記事は『ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング』のノードンガイド「高性能?けいさんノードン」の内容まとめです。けいさんノードンを使って、うごかせるモノノードンの速度を速くしたり、遅くしたりするやり方を解説しています。
けいさんノードンでモノを動かす
追加条件:レッスン2のステップ6をクリアする。
登場する主なノードン | |||
---|---|---|---|
けいさん | うごかせるモノ | 定数 | スティック |
ゲーム画面には秒速1.00mで動くハコがあります。今回はこのハコの動く速度を、計算を使って変えていきます。
1.00の定数ノードンが直方体のうごかせるモノノードンと繋がっています。ゲーム画面のハコが秒速1.00mで動いていた理由は、定数ノードンが1.00を入力しているからでした。
ハコの動く速度を変えたい。普通に定数ノードンの数を大きくして速度を上げることもできますが、今回はけいさんノードンを使います。けいさんノードンは2つの入力ポートから入ってきた数字を四則演算(+、-、×、÷の計算)し、その結果を出力するノードンです。
計算方法はけいさんノードンの設定から変更します。2つの入力ポートにシグナルがある場合、同画面に計算結果が表示されます。
★けいさんノードンに2つの定数を入力して足し算した場合
1と4の定数ノードンを+のけいさんノードンに繋ぐと、1+4=5となり、秒速5.00mでハコが動きます。
★けいさんノードンの設定を引き算にした場合
定数ノードンは1と4のまま。1-4=-3となり、ハコは反対方向に秒速3.00mで動くようになります。速度がマイナスの数の時は反対の方向に動くというのがポイントです。
★定数とスティックノードンを使って掛け算した場合
定数ノードンの片方を消して、代わりにスティックノードンをけいさんノードンの入力1ポートに繋ぎます。スティックノードンはスティックの傾いた量を出力するノードンで、傾いていない時は0.00、ちょっと倒すと0.20、もっと倒すと0.50、めいっぱい倒すと1.00の数を出力します。
けいさんノードンの設定は掛け算になっているので、スティックが傾いていない時は0.00で動きません。傾けると、傾きの大きさに合わせて速度が上がります。
定数ノードンの数を大きくすると、ハコはより速く動きます。例えば定数をにすると、3倍の速さになります。
★けいさんノードンの設定を割り算にした場合
スティックが倒された量÷定数の結果がモノの速度になります。スティックノードンの出力を3で割っているので、普通の3分の1のスピードになります。
以上のようにけいさんノードンの四則演算を使うと、ハコの動きを速くしたり、遅くしたりできます。ノードンたちが出力しているシグナルの正体は数ということを理解すれば、けいさんノードンで様々な仕組みが作れるようになります。
以上、ノードンガイドの「高性能?けいさんノードン」の解説でした。
ノードンガイドの一覧はこちら。
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