本記事は『ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング』のノードンガイドから「モノがこわれたら自動でリトライするしくみ」の解説です。
キャラクターが進行不能になったら?ゴールしたら?自動でリトライする仕組みがないと不便ですよね。ゲームプログラミングに必須の仕組みです。
モノがこわれたら自動でリトライするしくみ
追加条件:レッスン1のステップ6をクリアする
登場する主なノードン | ||
---|---|---|
モノがこわれた | タイマー | リトライ |
今回は画面に置かれた直方体を、ヒトが壊すと、1秒後に自動リトライする機能がすでに出来上がっています。どういう仕組みで自動リトライしているのか、ノードンガレージを確認してみましょう。
自動リトライの仕組みに関わっているのでは、モノがこわれたしゅんかんノードン、タイマーノードン、リトライノードンの3種類のノードンです。
モノがこわれたしゅんかんノードンは直方体が壊れた時にシグナルを出力します。ワイヤーノードンは送られてきたシグナルを、1秒待ってから、他のノードンに出力します。リトライノードンはシグナルを受け取るとゲームをリトライします。
3つのノードンが順番に働いているんですね。
詳しく見て行きましょう。
まずはモノがこわれたしゅんかんノードン。モノが壊れた瞬間、ワイヤーを通して他のノードンにシグナルを送ります。何が壊れるのをチェックするかは、設定画面で変更します。
「何をチェックする?」が直方体になっていますね。直方体が壊れるとシグナルが出力されます。このチェックを外して、何もチェックしていない状態にすると、何を壊してもリトライしません。シグナルが出ないからです。
複数のモノをチェックすると、チェックされたモノが壊れるたび、シグナルが出ます。モノが壊れたことをキッカケに何かしたい時は、モノがこわれたしゅんかんノードンを使うと良いですね。
次にタイマーノードン。送られてきたシグナルを、設定された時間だけ待ったあと、別のノードンに改めてシグナルを送ります。
設定の「何秒後に出力するか」で、どれだけ待ってからシグナルを出力するか設定できます。試しに5.00に設定すると、モノが壊れてから5秒後に、別のノードンへシグナルが送られます。
最後にリトライノードン。
役割はシグナルを受け取るとゲームをリトライするです。こうして3つのノードンの働きによって、自動リトライがプログラミングされています。
まとめ
最後にモノがこわれたら自動でリトライするしくみの要点をまとめておしまいです。
- モノがこわれたしゅんかんノードン、タイマーノードン、リトライノードンをワイヤーでつなぐ
- 何が壊れた時にリトライするか、モノがこわれたしゅんかんノードンの設定から変更できる
- タイマーノードンはモノが壊れてから何秒後にリトライするかを決める
- リトライノードンまでシグナルが届くとゲームがリトライされる
頻繁に作ることになる仕組みです。早いうちに自動リトライのプログラミングを覚えてしまいましょう。以上、ノードンガイド「モノがこわれたら自動でリトライするしくみ」の解説でした。
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