かたむきノードンの特徴と使い方

本記事はNintendo Switch『ナビつき！つくってわかるはじめてゲームプログラミング』に登場するかたむきノードンの特徴と使い方です。かたむきノードンの呼び出し方、ポートの機能、設定の詳細、使い方の例を解説しています。

かたむきノードンの特徴

画像
分類	入力
役割	Nintendo Switch本体やJoy-Conが傾いた量や角度を出力する
登場レッスン番号	レッスン2

呼び出すときは「入力」→「モーション」→「かたむけたら」→「自動/本体/Joy-Con(L)/Joy-Con(R)」です。

ポート	ポート名	ポートの機能	数の扱い
入力	Yリセット	0.00以外の入力時に、基準のY軸角度をリセットする。基準はノードンごとに覚えている	0.00か0.00以外か判定
出力	かたむき角度	Switch本体やJoy-Conが傾いた量を「出力」と「はんい」設定に応じて変換して出力したり、角度を出力する	【かたむきモード】 -1.00～1.00(デフォルトの「はんい」設定では-0.50～0.50) 【回転角度モード】 -180.00～180.00(単位は°)
れんけつ	なし	なし	なし

ポート名

ポートの機能

数の扱い

入力

Yリセット

0.00以外の入力時に、基準のY軸角度をリセットする。基準はノードンごとに覚えている

0.00か0.00以外か判定

出力

かたむき角度

Switch本体やJoy-Conが傾いた量を「出力」と「はんい」設定に応じて変換して出力したり、角度を出力する

【かたむきモード】
-1.00～1.00(デフォルトの「はんい」設定では-0.50～0.50)

【回転角度モード】
-180.00～180.00(単位は°)

れんけつ

なし

チェックするコントローラーを指定します。

設定値	説明
じどう	コントローラーの接続状態に応じて自動的に監視する対象を切り替える
本体/Joy-Con(L)/Joy-Con(R)	指定した対象を監視する

設定値を「じどう」にすると、自動的にチェックする対象が切り替わります。以下の順番で接続されているかをチェックし、接続されている対象があればその対象から入力します。

★どれをチェックする？のじどう

無線L1 > 無線1R > 無線2L > 無線2R > 無線3L > 無線3R > 無線4L > 無線4R > 本体

チェックするコントローラーを指定します。「どれをチェックする？」がJoy-Conの時にだけ有効です。

設定値を「じどう」にすると、自動的にチェックする対象が切り替わります。

★コントローラーばんごうのじどう

無線1 > 無線2 > 無線3 > 無線4 > 本体

入力の生の値をどのように変換して出力するかを指定します。「モード」が「かたむき」の時だけ有効です。

設定値	説明
デジタル	「はんい」で設定した範囲内なら1.00を出力し、範囲外なら0.00を出力する。下限以上～上限以下を範囲内と判定する
アナログ	「はんい」で設定した範囲の中で0.00～1.00をアナログに出力する

どの軸での傾きをチェックするかを指定します。

コントローラーの傾きをどのように扱い、出力するかを指定します。

設定値	説明
かたむき	Switch本体やJoy-Conがどれだけ傾いているかを「出力」と「はんい」設定に応じて出力する。左がマイナス・右がプラス、下がマイナス・上がプラス
回転角度	Switch本体やJoy-Conがどれだけ回転しているかを角度で出力する。単位は「°」。※Z軸だけ「かたむき」モードと符号が逆