落ちたらこわれるしくみ【ノードンガイド】

落ちたらこわれるしくみ【ノードンガイド】 ノードンガイド

本記事は『ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング』ノードンガイド「落ちたらこわれるしくみ」内容まとめです。

ステージの位置とヒトの高さの位置を比べてシグナルを出す仕組み、条件を変えてヒトが壊れる高さを変える方法、ヒトがジャンプすると別のモノが壊れる繋ぎ方を解説しています。

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落ちたら壊れる

追加条件:レッスン4のステップ3をクリアする

登場する主なノードン
位置センサーノードン位置センサー くらべるノードンくらべる
モノをこわすノードンモノをこわす 定数ノードン定数
茶色の足場の上にヒト

茶色の足場の上にヒトがいます。ヒトはLスティックで左右に動かせ、Bボタンでジャンプでき、足場から落ちると壊れてしまいます。今回はこういうヒトがステージや足場から落ちると壊れる仕組みについての解説です。

落ちたらヒトが壊れる仕組み

ノードンがたくさんいて複雑そうですが、ある条件下でモノが壊れる仕組みに関係しているのは、画面上部にいるノードンたちです。

  • ヒトノードン
  • 位置センサーノードン
  • 定数ノードン
  • >(だいなり)のくらべるノードン
  • モノをこわすノードン

まずどうしてヒトが壊れるかですが、くらべるノードンがモノをこわすノードンにシグナルを送っているからです。

モノをこわすノードンはシグナルが入力されると、触れているノードンを壊すのが役割です。モノをこわすノードンはヒトノードンとれんけつして常に触れている状態なので、シグナルでヒトを壊していました。

くらべるノードンはヒトが足場より低い位置に移動するとシグナルを出すよう設定されています。なのでヒトが足場から落ちるとシグナルが送られ、ヒトが壊れたんですね。

ヒトの位置をくらべる

くらべるノードンはヒトが足場より低い位置に移動するとシグナルを出す」と説明しました。どうしてヒトの位置が分かるのかというと、ヒトがいる位置の高さと、ステージの位置の高さを比べているからなんです。くらべるノードンの入力ポートに繋がっている位置センサーノードンと定数ノードンが、それぞれ高さを入力しています。

  • 定数ノードン:ステージの高さ
  • 位置センサー:ヒトの高さ

定数ノードンは0.00を出力しています。この0.00はステージの位置の高さになります。

一方の位置センサーはモノの位置を調べるノードンです。今回はヒトとれんけつし、ヒトがいる位置をチェックしています。さらに位置センサーには3つの出力ポートがあります。

位置センサーのYポートから高さの位置を出力

Xポートがヒトがいる横方向の位置、Yポートが高さの位置、Zポートが奥行きの位置を出力します。今回はYポートがくらべるノードンと繋がっているので、ヒトの高さの位置を出力しています。

このノードン2体が出力している位置を、くらべるノードンが比べて、「ステージの位置の高さ」>「ヒトの位置の高さ」の条件を満たした時に、モノをこわすノードンにシグナルを送っているというわけなんです。

これがヒトが足場から落ちると壊れる仕組みです。

壊れる位置を変える

定数ノードンの数を変えると壊れる位置を変えることができます。例えば定数を「-2.00」にしてみます。0.00が足場の位置だったので、-2.00はそれより低い位置となります。

定数を-2.00にする
ヒトが0.00より低い位置で壊れる

ヒトは足場より低い場所で壊れるようになりました。ヒトの高さが-2.00より小さくなった時に条件が揃って壊れる設定になったからです。

くらべる設定を変える

  • 定数ノードン:-2.00
  • 位置センサー:ヒトの位置

以上の条件のまま、くらべるノードンの条件を「>(だいなり)」から「<(しょうなり)」変更してみましょう。

くらべるノードンの設定を<にする
ゲーム開始直後にヒトが壊れる

ゲームが始まった途端、ヒトが壊れるようになりました。

条件が変わって「-2.00」<「ヒトの位置の高さ」になったので、ヒトは初めから条件を満たすようになってしまったんです。これではゲームが始まりません。

次は定数を「2.00」に変えてみましょう。くらべるノードンの設定は「<」のままです。

ジャンプするとヒトが壊れる

今度がヒトがジャンプすると壊れるようになりました。ジャンプして2.00より高い位置になった時、条件が揃って、くらべるノードンがシグナルを出したからです。

別のモノを壊す

ヒトがジャンプすると別のモノが壊れるようにしてみましょう。定数「2.00」と位置センサーとくらべるノードンの「<」はそのままで、モノをこわすノードンの対象を変更します。

ヒトがジャンプすると別のモノを壊す仕組み
  1. ヒトとモノをこわすノードンのれんけつを解除する
  2. モノをこわすノードンとリンゴのオシャレなモノをれんけつする
  3. モノをこわすノードンの設定→何をこわす?をリンゴに変更する

ヒトがジャンプして2.00より大きい数字の位置に達するとリンゴが壊れる仕組みになりました。

以上のように、定数ノードンの数を調整して壊れる位置を変えたり、くらべる条件を変えたり、壊す対象を変える方法を知っていると、ゲーム作りの幅が広がります。

以上、ノードンガイド「落ちたらこわれるしくみ」の内容と解説でした。

ノードンガイドの一覧はこちら。


本記事に使用しているゲーム画像や著作権および商標権、その他知的財産権は、当該コンテンツの提供元に帰属します。© Nintendo

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この記事を書いた人
ぷろみーちゃん

Switchゲーム大好きな成人女。switchソフト『ナビつき!つくってわかるはじめてゲームプログラミング』攻略中。更新遅くてごめんなさい。よければリピーターになってください!(2021/6/1開設)

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