本記事は『ナビつき!つくってわかる はじめてゲームプログラミング』のノードンガイド「くらべるノードンで条件判定!」の内容まとめです。くらべるノードンを使うと、2つの数字を比べて、条件が満たされた時にシグナルを出力し、様々な効果をゲーム画面に起こすことができます。くらべるノードンの基本をここでマスターしましょう!
条件判定の仕組み
追加条件:レッスン2のステップ6をクリアする。
登場する主なノードン | ||
---|---|---|
くらべる | ボタン | 定数 |
カウンター | 数つきモノ | エフェクト |
くらべるノードンは入力ポートに来た2つの数を比べて、条件通りならシグナルを出力するノードンです。条件は設定画面から変更できます。
どうやってくらべる?が「=」になっています。これは「上の入力ポートの数=下の入力ポートの数」ならシグナルを出力するということ。例えば、上のポートに定数3.00の定数ノードン、下のポートに3.00の定数ノードンを繋ぎ、くらべるノードンをクラッカーのエフェクトノードンを繋いだとします。
2つの定数は同じ数(=)なので、くらべるノードンがシグナルを出力し、ゲーム画面にクラッカーのエフェクトが出現します。
今度は異なる2つの定数を使ってみます。上のポートの定数が3.00、下のポートの定数が5.00、くらべるノードンの設定は=のまま。
2つの定数ノードンの数が3.00と5.00で同じ数ではないので、条件が揃わず、くらべるノードンはシグナルを出しません。当然、クラッカーのエフェクトも起きません。
異なる数字でクラッカーを鳴らすなら、くらべるノードンの判定の条件を変える必要があります。例えば、どうやってくらべる?を「<(しょうなり)」にします。これは「上の入力ポートの数<下の入力ポートの数」という条件を満たした時に、くらべるノードンがシグナルを出すということです。
定数は上が3.00、下が5.00。上の入力ポートの数より、下の入力ポートの数の方が大きいので、条件が満たされ、クラッカーを鳴らすことができるようになるんですね。
プログラムの幅を広げる
ボタンノードン、カウンターノードン、数つきモノノードンを追加し、画像のように繋ぎます。この3体は、ボタンが押された数をカウンターノードンが数え、その数を、数つきモノノードンが画面に表示する役割を担っています。
くらべるノードンの入力ポートには、3.00の定数ノードンとカウンターノードンが繋がっています。これは定数3.00とBボタンを押した回数を比べるプログラムです。くらべるノードンの設定は「<」のまま。この仕組みでゲーム画面はどうなるかというと、「ゲーム画面でボタンを4回押すとクラッカーが鳴る」です。
ボタンを押した回数が、3.00の定数より大きくなった時に、条件が満たされ、くらべるノードンがシグナルを出し、エフェクトノードンがクラッカーを鳴らしました。
定数ノードンやカウンターノードン以外でも、比べられるものの組み合わせは数多くあります。条件判定の仕組みを理解して、違いの分かるプログラマーになりましょう!
以上、ノードンガイド「くらべるノードンで条件判定!」の解説でした。
ノードンガイドの一覧はこちら。
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