本記事はNintendo Switchソフト『ナビつき!つくってわかるはじめてゲームプログラミング』のゲーム画面を動かすための「しくみデータ」が公式に配信されたお知らせです。初めてのしくみデータとして、Bダッシュのしくみが配信されました。
しくみデータの配信について
しくみデータとは、はじめてゲームプログラミングでモノを動かす仕組みの一部を、任天堂「はじプロ広報室」が作って配信しているサービスです。プレイヤーはしくみデータをダウンロードし、その仕組みを直に見ることで、モノが動くプログラムを知り、ゲーム作りに取り入れることができるというわけです。
しくみデータの配信状況を知るには
Switch本体の「ゲームニュース」→「チャンネルを見つける」→「はじプロ広報室(ナビつき!つくってわかるはじめてゲームプログラミング)」から、しくみデータ配信のお知らせを見ることができます。
Bダッシュのしくみデータ
配信日:2021年6月25日
「Bダッシュ」とは、「Bボタンを押したままキャラクターを動かすと、キャラクターがダッシュする」ことを指しています。
(中略)
今回配信するデータでは、通常時のスティック出力を1.00、Bボタンのを押した時の出力を2.00として、プログラミングしています。
(はじプロ広報室/しくみデータ配信!「Bダッシュ」のしくみ より引用)
Bダッシュと言えば任天堂ゲームではお馴染みのアクション。自分でプログラムできると嬉しいですよね。
Bダッシュのしくみデータのもらい方
タイトル | Bダッシュのしくみ |
---|---|
ゲームID | G 003 YTN LF6 |
プログラマーID | P 001 1Y1 0WB |
プログラマー | はじプロこうほうしつ |
ノードン | 9/512 |
ワイヤー | 5/1024 |
Gから始まるゲームIDまたはPから始まるプログラマーIDを入力して、Bダッシュのしくみをもらってください。
公開されているゲームをもらう方法はこちらで確認できます。
※公開されているゲームをもらうには、Nintendo Switch Online(有料)への加入が必要です。もしインターネット環境がなくても、自分の周りにインターネット通信ができて、なおかつ、はじめてゲームプログラミングを遊んでいる人がいれば、その人がもらったデータを、コピーしてもらい、ローカル通信から受け取ることができます。
しくみのネタバレ解説
実際にBダッシュのしくみを見てみると、「Bを押すと2.00、離すと1.00」になるシグナルは、ボタンノードン(ボタンを押していない時は0.00、押した時に1.00を出力)と、定数ノードン(1.00を出力)を、+のけいさんノードンに繋いで作っていることが分かります。
- ボタンを離している状態では定数の1.00のみ出力
- ボタンを押すとボタンノードンの1.00+定数の1.00で2.00の数を出力
この計算結果は、別の×のけいさんノードンの上ポートに繋がっています。その下のポートにはスティックノードン。
スティックノードンは、傾いていない時は0.00、ちょっと倒すと0.20、もっと倒すと0.50、めいっぱい倒すと1.00の数を出力します。なので×のけいさんノードンの入力ポートには、
- 上のポート:ボタンを押すと2.00、離すと1.00
- 下のポート:スティックの傾きにより0.00~1.00
以上の数字が入力され、それを掛け算した結果が、ヒトの左右ポートに出力されてたというわけなんですね。自分メモノードンにヒントが書いてあることもあって、非常に分かりやすい仕組みとなっています。
是非、ゲームIDまたはプログラマーIDからアクセスして、Bダッシュのしくみを直に触ってみてください。
以上、Bダッシュのしくみデータ配信のお知らせでした。
今回登場した主なノードンの詳細確認はこちら。
登場した主なノードン | |
---|---|
ボタンノードン | 定数ノードン |
けいさんノードン | スティックノードン |
次に配信されたしくみデータはこちら。
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